ハットはシェイプ(形)が命。だから、常にシェイプを崩さないように心がけたい。
ハットを机の上に置く場合には、逆さまにして置く。つい、上向きに置いてしまいがちだが、上向きに多くと、ハットの重みで押さえられ、ブリムのシェイプが崩れてしまうからである。これは習慣づけよう。
○ 正しい置き方 |
× シェイプを崩す置き方 |
Uの字になっている部分に帽子を置く、右のような帽子掛けが売られており便利だが、適当な帽子掛けがない場合は、針金のハンガーを写真の様に変形してハット掛けを作ると便利だ(東京都T.U.さんより)。ハンガーを輪にしてその中に逆さまにハットを置く方法もあるが、シェイプが崩れやすそうなので、作り方に注意。
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撮影協力:Spirit Horse Ranch
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車で移動する場合は、ハットを車の天井に固定する機具も売られているが、アメリカ製のものは、ネジなどが日本の車にうまく合わない場合があるので、よく確認する必要がある。下の様な器具もある。また、上記の針金ハンガーを座席の後ろに吊るすのも手である。
撮影協力:東京都 吉野剛司さん |
また、長距離を移動するならハットケースに入れて移動するのがお勧め。
ハットケース |
長期間ハットを保存する場合は、買う時に貰う箱か(ハットを買う時に箱が欲しいと言えば貰える)、ハットケースで保管しよう。ハットケースの中には頭が入る部分でハットを固定する台があり、ブリムが宙に浮き、どこにも触れないようになっていて、シェイプを崩す恐れがないようにできている。ハットケースは、馬術大会に出場するライダー達が競技会用の取って置きのハットを持っていくのによく使われる。
ハットケースがなく、適当な箱にハットを保管する場合、厚紙などでクラウンよりやや大きな筒を作り、それにハットをさかさまにしてクラウンを筒に入れるように置く。または、クラウンより小さな筒を作り、それにハットをかけるようにしておく。要は、ブリムが空中に浮く様にすれば良いのだ。
また、湿度があると変形しやすくなるので乾燥剤を、また、虫除けを入れておくといいだろう。これは、ウールの洋服と同じ要領だ。
開けたところ |
中には固定する台がある |