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ウエスタン プレジャー
Western Pleasure

Pleasure ジャッジ(審査員)の指示に従って全員一斉に馬場内を走行し、いかに楽しくウエスタン乗馬ができる馬として調教されているか、が審査されます。

つまり、ジャッジに、「ああ、こんな従順でおとなしく、なおかつ、素直にいうことを聞いてくれて、騎乗者がいかにも楽チンそうに乗ってる馬なら、私も乗ってみたいなぁ」って思わせるほど調教がしっかりできていればOK。馬の首が水平に垂れていれば、それはウエスタン式の屈頭といい、良い状態です。また、馬は集団の動物なので前の馬に付いていこうとしがちです。しかし、ウエスタン乗馬では周りの馬につられないで、いつも騎乗者とその馬のペースで進むことが望まれます。周りに馬がいても自分と馬との信頼関係が築いてい要ることが重要です。

ものすごく地味な競技で、一見すると、素人目には何をしているか分からないですが、とてもよく調教された馬と高度な技術が必要です。

競技内容

競技者全員が馬場に馬に乗って入り、ジャッジの指示に従って、蹄跡(柵沿い)を同じ方向に動きます。ジャッジの

"Walk, please." (常歩)
"Jog, please." (速歩)
"Lope, please." (駆歩)
"Reverse, please." (半巻き乗り:Uターンする)
"Stop, please." (停止)
"Line up, please."(全員一列に並ぶ)

という指示に従って動きます。最後は、一列に並んでバック(後ろに下がる)を一人づつ見せて終わり。

指示が出たからといって慌ててすぐにする必要はなく、 自分の馬のペースで行います。馬に自然さを求めるウエスタン乗馬の特徴です。また、ブリティッシュ式の部班とは異なり、一列になる必要はなく、追い越したければ、追い越してもかまいません。ただし、他の馬の直前に出るなど、進路妨害してはいけません。

グリーン/ルーキークラスはありません。

Written by Masaji Munekuni