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タイダウン・ローピング
Tie Down Roping

タイダウン・ローピング(ロデオ)タイダウン・ローピングは、子牛の3本の足をロープで縛るまでの時間を競う競技だ。以前、カーフ・ローピング(Calf Roping)と呼ばれていた。

子牛を走らせ、それを一瞬後に出た選手が馬に乗って追いかけ、ロープを投げて子牛の首にロープを掛ける。ロープを投げると同時に選手は馬から飛び降り、すぐさま子牛に駆け寄ると子牛を抱き上げ、仰向けにして落とし、ピッグ・ストリング(Pig-String)と呼ばれる短く細いロープで ホッグ・タイ(Hog Tie)という結び方で前足1本と後足2本を結び、結び終わった瞬間、選手は両手を投げ上げる。手を上げた瞬間にタイムが止められ、それまでの速さを競う。

選手は子牛の足を縛って手を上げた後、馬に乗って、そこで6秒待つ。 もし、 この間、牛の足のロープが解けなければ、選手は手を上げた時のタイムがもらえる。ロープが解けてしまうと、失格となってしまう。

選手は、牛が走り出してからスタートしなければならず、牛が出る前に馬がこれを切るとペナルティ・タイム、5秒が加算されてしまうのは、ステア・レスリングと同様。

タイダウン・ローピング(ロデオ)タイダウン・ローピング用のロープは、一般の牧場のランチ・ローピング用のロープとは異なり、タイダウン・ローピング競技用である。購入時には注意しよう。

映画「The Cowboy Way」 でキーファー・サザーランドが質屋の大男を床に落とし、縛り上げたのがこのホッグ・タイという結び方で、その時使ったロープがピッグ・ストリングなのだ。